「緑地環境学」第9回
2008-12-02


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今日の1時限目は「緑地環境学」の第9回講義で、「都市近郊林の植生管理」。

 今回はKさんがまとめた要点から。。。
一次遷移:火山の溶岩など、全く植生がなく、土壌もない状態から始まる遷移→植物の種子がない
二次遷移:森林伐採や山火事の跡地など、土壌中に種種や根がある状態から始まる遷移→元に戻るまで約100年

<伝統的な里山管理>
萌芽(1年目)→もやわけ(枝条整理:2〜3年目)→下草刈り・落葉かき(10〜15年)雑木林→伐採→萌芽の繰り返し(サイクル)
*コナラ・アベマキは上記のように管理しないと大径木化し、伐採後に切り株から萌芽が見られず枯死する場合がある。また松枯れやナラ枯れなどの問題もある。

<市民による里山保全活動>
・雑木林・草地の維持管理→全国で374団体、個人は7000人余(多く見積もっても2万人くらい?
・里山林は全国土の約2割(約600万ha)を占めるが、市民による管理面積は多く見積もっても0.03%にすぎない。
・ごみ・産業廃棄物の投棄、手入れ不足、外来種の侵入などが問題。
・下草刈り:生態的な維持管理、景観の向上など
・落ち葉かき:肥料採取、林床を貧栄養に保つなどのために行う。
[教育]
[緑地環境学]

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