『Birds of East Asia』準備中とのこと
2006-04-30


だいぶ前に日本野鳥の会発行の英文図鑑『Field Guide to the Birds of Japan』が絶版となって以来、Helm 社に出版社を代えた Mark Brazil 氏の『The Birds of Japan』 (オリジナルは Smithsonian Institute Press から1991年発行)が外国から日本に来るバードウオッチャーにとってほぼ唯一の野鳥図鑑でした。
 その Brazil 氏が今度は台湾からベーリング海までの日本列島を含む東アジア沿岸域に分布する約900種をカバーする英文の野鳥図鑑『Birds of East Asia』を来年刊行すべく準備中とのこと。大いに期待したいですが、価格が気になりますね。『The Birds of Japan』にしても少々高額なので、自分も持っていないし、途上国から来たバードウオッチャーにも気軽に薦めることができません。和文の野鳥図鑑も、英名・学名併記だけでなく、科名・声の英文併記や時期・分布・生息環境の図案化をすれば、外国人にも広く使ってもらえる図鑑となるのでしょうが、そのコストをかける出版社がなかなかないようです。
[本]

コメント(全2件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット